座間市相武台の泌尿器科,内科 相武台メディカルクリニック

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夜間頻尿

このような症状でお悩みではありませんか?

疑問を持っている様子の3体の人形

  • 夜中に何度もトイレで目が覚める
  • トイレに起きるせいで、ぐっすり眠れた気がしない
  • 夜間のトイレが怖くて、転倒しないか不安
  • 旅行や外泊のとき、夜のトイレが気になって楽しめない
  • 昼間も夜もトイレが近く、外出するのが不安
  • 夜中に2回以上トイレに起きることが続いている
  • 最近、夜中のトイレの回数が増えてきた気がする
  • 足がむくみやすく、夜間の尿量が多い
  • いびきがひどいと言われており、夜間頻尿も気になる
  • 夜間のトイレのせいで、日中に眠気や疲れが続いている

ひとつでも当てはまる方は、一度相武台メディカルクリニックにご相談ください。夜間頻尿は原因を特定することで、適切な治療につなげることができます。

 


夜間頻尿

夜中に何度もトイレで目が覚める

夜間頻尿とは

夜中にトイレのためにドアを開ける男性の足元

夜間頻尿とは、夜寝てから朝起きるまでの間に、トイレのために1回以上目が覚めてしまう症状のことです。

1回程度であれば「よくあること」と思われがちですが、夜間頻尿は尿トラブルの中でも最も多くの方が悩んでいる症状で、日常生活への影響も大きいことがわかっています。

夜間の排尿回数が増えるほど睡眠が妨げられ、日中の疲労感や集中力の低下につながります。また、夜中に2回以上トイレに起きる方は、転倒・骨折のリスクが約2倍になるという報告もあり、特に高齢の方にとっては注意が必要な症状です。

夜間頻尿は加齢とともに増え、60代以上では約70%、70代以上では80%以上の方が夜間1回以上トイレに起きているといわれています。「年だから仕方ない」と諦めている方も多いですが、原因を特定して適切に対処することで、症状が改善できる場合がほとんどです。

 


夜間頻尿の3つの原因

夜間頻尿の原因は大きく3つに分けられます。原因によって治療法が異なるため、まずどれにあてはまるかを知ることが大切です。

夜間多尿――夜間だけ尿が増える

夜間に作られる尿の量が多くなることで、何度もトイレに行きたくなるタイプです。1回のトイレで出る尿の量は多めになる傾向があります。

水分の摂りすぎ

夜間頻尿の方の約80%は水分を過剰に摂取しているといわれています。「水をたくさん飲むと体にいい」と信じて就寝前にたくさん飲んでいる方は、一度見直してみましょう。食事以外で摂る水分は1日1.0〜1.2リットル程度で十分です。

加齢による抗利尿ホルモンの減少

若いころは夜間に「尿を濃縮するホルモン(抗利尿ホルモン)」が多く分泌され、夜間の尿量を抑えています。加齢とともにこのホルモンの分泌が減ると、夜間の尿量が増えてしまいます。

足のむくみ(知らず知らず浮腫)

日中、立ったり座ったりしている間に足にたまった水分が、夜横になると血管内に戻り、尿として排泄されます。心不全や腎機能の低下がある方はとくに注意が必要です。

アルコール・カフェインの影響

アルコールは抗利尿ホルモンの分泌を抑えるため、多尿につながることがあります。就寝前の飲酒や、コーヒー・緑茶などカフェインを含む飲み物は控えめにしましょう。

高血圧・心不全・糖尿病などの内科疾患

これらの病気が夜間多尿の原因になっていることもあります。内科疾患が隠れている場合は、その治療が優先されます。

 

膀胱蓄尿障害――膀胱に尿を溜めにくくなる

膀胱が過敏になったり、容量が低下したりして、少量の尿しか溜められなくなるタイプです。夜間だけでなく、昼間もトイレが近くなることが多いのが特徴です。

過活動膀胱

膀胱に尿がまだ少ししか溜まっていないのに、膀胱が勝手に収縮してしまう状態です。「急に強い尿意を感じてトイレに駆け込む」「間に合わずに漏れてしまう」といった症状を伴うこともあります。夜間に2回以上トイレに起きる方の約3割が過活動膀胱とされています。

前立腺肥大症(男性)

前立腺が大きくなって尿の通り道を塞ぐことで膀胱に負担がかかり、膀胱が過敏になって夜間頻尿が起こります。

骨盤臓器脱(女性)

出産や加齢・女性ホルモンの低下などにより骨盤底筋が弛緩し、膀胱や子宮が膣から脱出してしまう状態です。夜間頻尿の原因になることがあります。

 

睡眠障害――眠りが浅くて目が覚めやすい

眠りが浅くてすぐ目が覚めてしまい、そのたびにトイレへ行くタイプです。このケースでは「尿意で目が覚める」のではなく、「目が覚めたついでにトイレに行く」という流れになっていることが多いです。

高齢になると深い睡眠の時間が減り、中途覚醒が増えます。また、就寝時間が早すぎる(例えば夜9時に就寝する)と、朝まで何度も目が覚めやすくなります。70歳以上の方に必要な睡眠時間は約6時間とされており、「夜更かし・早起き」くらいがちょうどよいといわれています。

なお、いびきをかく方は睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。睡眠中に呼吸が止まることで夜間の尿量が増えることがわかっており、治療によって夜間頻尿が改善するケースもあります。

 


自分でできる簡単なチェック方法

夜間頻尿の原因をある程度自分で確認する方法として、排尿日誌があります。朝起きてから翌朝までの1日間、トイレに行くたびに「時刻」と「尿の量(計量カップで計る)」を記録するだけです。

  • 1回の尿量が多い(200〜300ml以上)→ 夜間多尿が原因の可能性
  • 1回の尿量が少ない(100ml以下)→ 膀胱の容量低下が原因の可能性

この記録を受診時に持参していただくと、原因の特定に大変役立ちます。


 日常生活でできる改善のヒント

水分摂取を見直す

就寝前2〜3時間は水分を控えめにしましょう。ただし脱水にならないよう注意が必要です。1日の水分量(食事以外)は1.0〜1.2リットルを目安にしてください。

夕方に軽いウォーキングをする

女性が公園をスニーカーを履いて歩いている様子

1日20分程度の運動が、足にたまった水分を血管に戻し、夜間の尿量を減らす効果が期待できます。

弾性ストッキングを活用する

日中の足のむくみを防ぐことで、夜間の尿量を抑えることにつながります。

夕方に足を高く上げてゆっくり休む

仰向けに寝て足を少し上げた状態を30分以上保つと、下半身にたまった水分が戻りやすくなります。就寝直前ではなく夕方に行うのがポイントです。

塩分を控える

塩分の摂りすぎは夜間頻尿のリスクを高めます。減塩を心がけることで夜間の排尿回数が減ったという報告があります。

就寝前にゆっくり入浴する

膀胱の血流が良くなり、膀胱の柔軟性が上がることで、夜間の尿意を感じにくくなる効果が期待できます。


治療について

医師が患者に話を聞いている様子

夜間頻尿の治療は原因によって異なります。

夜間多尿には、夜間の尿量を抑えるお薬(デスモプレシンなど)が使われることがあります。内科疾患が原因の場合はその治療が優先されます。

膀胱の容量低下(過活動膀胱)には、膀胱の過敏な収縮を抑えるお薬(抗コリン薬・β3作動薬)が有効です。前立腺肥大症には、尿道周囲の筋肉を緩めるお薬などが使われます。

睡眠障害には、生活リズムの改善や環境の見直しが基本ですが、必要に応じて睡眠薬の使用も検討されます。

 


相武台メディカルクリニックからのご案内

相武台メディカルクリニックでは、尿失禁や男性生殖器など、人には相談しにくいデリケートなお悩みにも丁寧に対応しております。プライバシーに配慮した診療環境を整えておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

「夜中に何度も目が覚めてつらい」「旅行や外泊が不安」など、夜間頻尿でお困りの方はぜひ一度ご相談ください。原因を丁寧に調べ、一人ひとりに合った治療法をご提案します。

 


よくある質問

Q.夜中に1回トイレに起きるのは異常ですか?

夜間に1回トイレに起きることは、医学的には「夜間頻尿」の定義にあてはまります。ただし、40代でも約40%、60代では約80%の方が夜間1回以上トイレに起きているため、1回であれば日常生活に大きな支障がなければすぐに治療が必要というわけではありません。一般的には夜間2回以上になると、睡眠への影響や転倒・骨折のリスクが高まるため、治療を検討する目安とされています。「回数は少なくても毎晩つらい」と感じる場合は、遠慮なくご相談ください。

Q.夜間頻尿と昼間の頻尿は関係していますか?

必ずしも一緒に起こるわけではなく、原因も異なる場合があります。夜間だけ頻尿の場合は、夜間に尿量が増える「夜間多尿」や「睡眠障害」が疑われます。昼間も夜間もトイレが近い場合は、1日を通じて尿量が多い「多尿」や、膀胱が過敏になっている「過活動膀胱」などが原因として考えられます。どちらの症状があるかを整理しておくと、診察の際に原因の特定がスムーズになります。

Q.水をたくさん飲むことが夜間頻尿の原因になりますか?

はい、関係しています。「水分をたくさん摂ると健康によい」と信じて、就寝前にたくさん飲んでいる方は少なくありませんが、夜間頻尿の方の約80%が水分を過剰に摂取しているといわれています。食事以外で摂る水分量は1日1.0〜1.2リットル程度が目安で、特に夕方以降は摂取量を控えめにすることが大切です。ただし、極端に水分を減らすと脱水のリスクがあるため、バランスが重要です。気になる方はご相談ください。

Q.夜間頻尿を放置するとどうなりますか?

睡眠不足による疲労や集中力の低下など、生活の質への影響はもちろんのこと、夜中に2回以上トイレに起きる方は転倒・骨折のリスクが約2倍になるという報告があります。高齢の方にとって骨折は要介護のきっかけになることも多く、軽視できない問題です。また、夜間頻尿の背景に糖尿病・心不全・腎機能障害・睡眠時無呼吸症候群などの内科疾患が隠れているケースもあります。「年のせいだから仕方ない」と放置せず、一度受診されることをおすすめします。

Q. 夜間頻尿の検査や治療はどのようなものですか?

まず問診で、夜間の排尿回数・1回の尿量・昼間の頻尿の有無・生活習慣・服用中のお薬などを確認します。受診前に数日間「排尿日誌(トイレの時刻と尿量を記録したもの)」をつけておいていただくと、原因の特定に大変役立ちます。その後、尿検査・超音波検査・血液検査などを行い、原因を調べます。治療は原因によって異なりますが、生活習慣の見直しを基本としながら、必要に応じてお薬による治療を行います。多くの場合、適切な治療によって症状の改善が期待できます。


この記事の監修者紹介

 

相武台メディカルクリニック院長「工藤 治」

日本泌尿器科学会認定泌尿器科専門医として、長年にわたり泌尿器疾患の診療に従事。前立腺がんや排尿障害、尿路感染症など幅広い分野に精通し、小児から高齢者まで男女問わず診療を行っている。思いやりと心のふれあいを大切にし、患者さまの生活背景にも配慮した医療を実践。プライバシーや羞恥心にも十分配慮し、安心して相談できる診療体制を整えている。