座間市相武台の泌尿器科,内科 相武台メディカルクリニック

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下腹部・腰・陰部の痛み

こんな症状はありませんか?

疑問を持っている様子の3体の人形

  • 下腹部(へその下あたり)に鈍い痛みや張りがある
  • 腰や背中の脇に、重い痛みや突然の激しい痛みがある
  • 陰部(陰嚢や精巣、その周囲)に痛みや違和感がある
  • 排尿時の痛みや残尿感、頻尿を一緒に感じる
  • 尿が濁っている、または血が混じっている
  • 痛みに加えて発熱や倦怠感など、全身の症状も出ている
  • 陰嚢が腫れている、硬くなっている感じがする
  • 痛みが強くなったり弱くなったりを繰り返している
  • 座っていると会陰部(陰嚢と肛門の間)が痛む・違和感がある
  • 市販薬で様子を見ているが、なかなか良くならない

ひとつでも当てはまる方は、自己判断で様子を見ずに、相武台メディカルクリニックへご相談ください。

 


下腹部・腰・陰部の痛みとは

痛む場所が教えてくれる、尿路とその周囲のサイン

下腹部・腰・陰部の痛みは、多くの場合、膀胱・尿道・前立腺・腎臓・尿管といった尿路(尿の通り道)や、その周囲の臓器に炎症や異常が起きているサインです。これらの臓器はお腹の下側から腰、陰部にかけて広がっているため、痛む場所も下腹部・腰・陰部のいずれか、あるいは複数にまたがって現れます。

痛む場所や痛み方によって、疑われる病気が異なります。

  • 下腹部の痛み … 膀胱や前立腺の炎症で起こりやすい
  • 腰・背中の脇の痛み … 腎臓や尿管の病気で起こりやすい
  • 陰部(陰嚢・精巣・会陰部)の痛み … 前立腺や陰嚢内の臓器の病気で起こりやすい

いずれも我慢して放置すると悪化することがあり、中には早急な対応が必要な病気もあります。症状が続く場合は、お早めに受診されることをお勧めします。

 


下腹部・腰・陰部の痛みの主な原因

膀胱炎

膀胱の中に細菌が入り込んで炎症を起こしている状態です。下腹部の鈍い痛みや不快感、排尿時の痛み、頻尿、残尿感、尿の濁り、血尿などの症状が現れます。トイレを長時間我慢したときなどに起こりやすく、放置すると腎臓にまで炎症が広がることがあります。

 

前立腺炎

前立腺に炎症が起きている状態で、男性の下腹部・陰部の痛みの代表的な原因です。尿道から侵入した細菌による細菌性のものと、細菌が原因でない慢性のものがあります。

下腹部や会陰部(陰嚢と肛門の間)の痛み・違和感、排尿時の痛み、頻尿、残尿感などが現れ、細菌感染が強い場合は発熱や全身の倦怠感を伴うこともあります。デスクワークなどで長時間座っていると症状が強くなることもあります。放置すると症状が慢性化しやすいため、お早めの対処が大切です。

 

尿路結石(腎結石・尿管結石)

腎臓でできた結石が腎臓・尿管に詰まる病気です。腰や背中の脇に突然、脂汗が出るほどの激しい痛みが起こるのが特徴で、痛みが下腹部や陰部にまで広がることもあります。血尿や吐き気を伴うこともあります。

小さな結石は水分を十分にとることで自然に排出されることもありますが、痛みが激しい場合や結石が大きい場合は治療が必要です。特に発熱を伴う場合は、感染を合併している可能性があり注意が必要です。

 

腎盂腎炎

膀胱炎などの尿路感染が腎臓にまで広がり、腎臓に炎症が起きた状態です。腰や背中の脇の痛みに加えて、38度以上の高熱・悪寒・倦怠感を伴うのが特徴です。重症化すると入院が必要になることもあるため、腰の痛みと発熱がある場合はできるだけ早く受診してください。

 

精巣上体炎・精巣炎

陰嚢の中にある精巣上体に細菌が感染して炎症を起こした状態です。陰部(陰嚢)の痛みや腫れ、熱感が現れ、発熱を伴うこともあります。尿道からの細菌感染や性感染症が原因になることが多く、放置すると腫れや痛みが強くなるため、早めの治療が必要です。精巣炎はほとんどがウイルス感染が原因で起こります。特にムンプスウイルス感染(流行性耳下腺炎)に合併して起こるものが多いです。

 

精巣捻転(緊急性の高い病気)

陰嚢の中で精巣がねじれてしまい、血流が止まってしまう病気です。突然の激しい陰部(陰嚢)の痛みが特徴で、時間が経つと精巣が壊死してしまうおそれがあります。特に急に強い陰嚢の痛みが起こった場合は、一刻を争う状態のことがあるため、ただちに医療機関を受診してください。

 

前立腺肥大症・前立腺がん

シニア世代の男性では、前立腺肥大症によって下腹部の張りや残尿感、排尿トラブルが起こることがあります。尿が出せなくなる「尿閉」になると、下腹部に強い張りと痛みが生じます。また、前立腺がんが進行すると腰や骨に痛みが出ることもあります。排尿の症状を伴う下腹部・腰の痛みは、前立腺の状態を確認することが大切です。

 


下腹部・腰・陰部の痛みの検査

問診と尿検査を基本に、必要に応じて超音波検査や血液検査を行います。いずれも体への負担が少ない検査です。

問診

どこが、いつから、どのように痛むか、排尿の症状や発熱などの有無を確認します。痛む場所やタイミングを具体的にお伝えいただくと、原因の特定がスムーズになります。


尿検査

尿路の炎症や血尿、細菌感染の有無を調べる基本的な検査です。痛みを伴わず、短時間で結果がわかります。


超音波(エコー)検査

体の外から音波を当てて、腎臓・膀胱・前立腺・陰嚢などの状態を画像で確認します。尿路結石や前立腺の腫れ、陰嚢内の炎症などを調べることができます。放射線被曝がなく、体への負担が少ない検査です。


血液検査

炎症の程度や腎機能を確認します。前立腺の病気が疑われる場合は、PSA(前立腺特異抗原)を測定することもあります。結石の位置や大きさをより詳しく調べる必要がある場合は、CT検査が可能な医療機関と連携して対応します。

 


下腹部・腰・陰部の痛みの治療

医師が患者に話を聞いている様子

細菌感染が原因の場合

膀胱炎・前立腺炎・腎盂腎炎・精巣上体炎など、細菌感染が原因の場合は、抗菌薬(抗生物質)を処方します。数日で症状が改善することが多いですが、途中で服用を止めると再発や耐性菌のリスクがあるため、医師の指示通りに最後まで飲み切ることが大切です。発熱を伴う重症の場合は、点滴治療や入院が必要になることもあります。

 

尿路結石が原因の場合

まず痛みを抑える薬で症状をやわらげながら、水分を十分にとって結石が自然に出るのを促します。結石が大きく自然に出るのが難しい場合は、結石を砕く治療などが可能な医療機関と連携して対応します。

 

前立腺の病気が原因の場合

前立腺肥大症では、尿を出しやすくするお薬などで治療します。前立腺がんが疑われる場合は、精密検査や専門の医療機関へのご紹介を行います。

 

緊急性の高い病気が疑われる場合

精巣捻転や、尿が全く出ない尿閉、高熱を伴う腎盂腎炎などは、早急な対応が必要です。当院で緊急性を判断し、必要に応じて速やかに適切な医療機関へご紹介します。

 


下腹部・腰・陰部の痛みを放置すると

これらの痛みは、市販の痛み止めで一時的にやわらいでも、原因そのものが治っていないことがあります。膀胱炎を放置すれば腎盂腎炎に進むことがあり、前立腺炎は慢性化しやすく、尿路結石は詰まったままだと腎臓に負担がかかります。

次のような症状があるときは、できるだけ早く受診してください。

  • 尿が全く出ず、下腹部が張って強い痛みがある
  • 腰の痛みに高熱・悪寒を伴う
  • 陰嚢(精巣)に突然の激しい痛みが起きた
  • 血尿が続く、または痛みが日ごとに強くなっている

 


よくある質問

Q. 下腹部の痛みと腰の痛みが同時にありますが、原因は同じですか?

同じ原因のことも、別の原因が重なっていることもあります。尿路の病気は、下腹部・腰・陰部の複数の場所に同時に症状が出ることがあります。痛む場所や排尿の症状、発熱の有無などから原因を絞り込んでいきますので、気になる症状はまとめてお伝えください。

 

Q. 陰部(陰嚢)が急に激しく痛みます。すぐに受診すべきですか?

はい、できるだけ早く受診してください。突然の激しい陰嚢の痛みは、精巣捻転など一刻を争う病気のサインである可能性があります。時間が経つほど治療が難しくなることがあるため、我慢せずすぐにご相談ください。

 

Q. 腰の痛みは整形外科と泌尿器科のどちらを受診すればよいですか?

腰の痛みに、血尿・排尿時の症状・発熱を伴う場合は、腎臓や尿管など泌尿器の病気が疑われるため泌尿器科の受診をおすすめします。当院で尿検査や超音波検査を行い、泌尿器科以外の原因が考えられる場合は、適切な診療科をご案内します。

 

Q. 痛みが出たり治まったりを繰り返しています。受診すべきですか?

お早めに受診されることをおすすめします。前立腺炎や膀胱炎は再発・慢性化しやすく、繰り返すうちに治りにくくなることがあります。自己判断での対処には限界があるため、繰り返す場合は根本的な原因を調べることが大切です。

 


相武台メディカルクリニックからのご案内

相武台メディカルクリニックでは、下腹部・腰・陰部の痛みや性感染症など、人には相談しにくいデリケートなお悩みにも、日本泌尿器科学会認定泌尿器科専門医が丁寧にご対応します。プライバシーに配慮した診療環境を整えておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

下腹部・腰・陰部の痛みは、原因によって治療法が大きく異なり、中には早急な対応が必要な病気もあります。市販薬で様子を見ているうちに悪化したり、慢性化したりするケースも少なくありません。気になる症状がありましたら、お早めにご相談ください。

 


この記事の監修者紹介

 

相武台メディカルクリニック院長「工藤 治」

日本泌尿器科学会認定泌尿器科専門医として、長年にわたり泌尿器疾患の診療に従事。前立腺がんや排尿障害、尿路感染症など幅広い分野に精通し、小児から高齢者まで男女問わず診療を行っている。思いやりと心のふれあいを大切にし、患者さまの生活背景にも配慮した医療を実践。プライバシーや羞恥心にも十分配慮し、安心して相談できる診療体制を整えている。