座間市相武台の泌尿器科,内科 相武台メディカルクリニック

TEL.046-255-3003

〒252-0011
神奈川県座間市相武台三丁目27番60号

MENU

 

尿の濁り

こんな症状はありませんか?

排尿時の痛みに悩む様子

  •   尿が白っぽく濁っている、透明感がない
  •   尿に浮遊物(もやもやした浮き)や沈殿物が見える
  •   尿が濁っていて、普段と色やにおいが違う
  •   尿が濁っているうえに、排尿時の痛みや残尿感がある
  •   尿に血が混じっている(赤や茶色っぽい)ことがある
  •   尿の濁りに加えて、頻尿や発熱など全身の症状もある
  •   下腹部の違和感や、腰・背中の脇の痛みを感じる
  •   陰部(陰嚢や精巣、その周囲)に痛みや違和感がある
  •   健康診断の尿検査で異常を指摘されたことがある
  •   濁りが出たり治まったりを繰り返している

ひとつでも当てはまる方は、自己判断で様子を見ずに、相武台メディカルクリニックへご相談ください。

 


尿の濁りとは

健康な尿は、淡い黄色で透き通っています。この透明感が失われ、白っぽく濁ったり、もやもやした浮遊物や沈殿物が見えたりする状態が「尿の濁り(混濁尿)」です。

尿が濁る原因はさまざまで、水分不足や食事の影響など心配のいらない一時的なものもありますが、尿路(尿の通り道)やその周囲の臓器に炎症・感染が起きているサインであることも少なくありません。特に、濁りに加えて排尿時の痛み・頻尿・残尿感・発熱などを伴う場合は、治療が必要な病気が隠れている可能性があります。

男性の場合、膀胱や前立腺の炎症、尿路結石などが原因となることが多く、前立腺の病気が関わっているケースもあります。

濁りの見え方による違い

白っぽく濁る場合は、尿に白血球(膿)や細菌が混じっていること(膿尿)が多く、尿路感染症が疑われます。赤や茶色っぽく濁る場合は血液が混じっていること(血尿)があり、結石やがんなどが背景にあることもあります。濁りの見え方だけで原因を特定することは難しいため、尿検査で中身を調べることが大切です。


尿の濁りの主な原因

膀胱炎

膀胱の中に細菌が入り込んで炎症を起こしている状態です。尿の濁り(白っぽい混濁)のほか、排尿時の痛み、頻尿、残尿感、尿のにおいの変化、血尿などの症状が現れます。トイレを長時間我慢したときなどに起こりやすく、放置すると腎臓にまで炎症が広がることがあります。

前立腺炎

前立腺に炎症が起きている状態で、男性に起こる尿の濁りの原因のひとつです。尿道から侵入した細菌による細菌性のものと、細菌が原因でない慢性のものがあります。尿の濁りのほか、下腹部や会陰部(陰嚢と肛門の間)の痛み・違和感、排尿時の痛み、頻尿、残尿感などが現れ、細菌感染が強い場合は発熱を伴うこともあります。放置すると症状が慢性化しやすいため、お早めの対処が大切です。

腎盂腎炎

膀胱炎などの尿路感染が腎臓にまで広がり、腎臓に炎症が起きた状態です。尿の濁りに加えて、腰や背中の脇の痛み、38度以上の高熱・悪寒・倦怠感を伴うのが特徴です。重症化すると入院が必要になることもあるため、尿の濁りと腰の痛み・発熱がある場合はできるだけ早く受診してください。

尿路結石(腎結石・尿管結石)

腎臓でできた結石が腎臓・尿管に詰まる病気です。腰や背中の脇の激しい痛みや血尿を伴い、尿が濁って見えることがあります。結石に感染を合併すると、濁り(膿尿)や発熱が強く現れることがあり、注意が必要です。

性感染症(尿道炎)

クラミジアや淋菌などの性感染症によって尿道に炎症が起こると、尿の濁りや、尿道からの分泌物(膿)、排尿時の痛みなどが現れます。パートナーと一緒の治療が必要になることもあります。人には相談しにくい症状ですが、放置すると炎症が広がるため、早めの受診が大切です。

前立腺肥大症など前立腺の病気

シニア世代の男性では、前立腺肥大症によって尿が出にくくなり、膀胱に尿が残ることで感染を起こしやすくなり、尿の濁りにつながることがあります。また、尿の濁りや血尿の背景に、前立腺がんや膀胱がんなどが隠れていることもあるため、濁りが続く場合は前立腺や膀胱の状態を確認することが大切です。


尿の濁りを放置すると

尿の濁りは、一時的なものであれば水分をとることで改善することもありますが、感染や炎症が原因の場合は、放置すると悪化します。膀胱炎を放置すれば腎盂腎炎に進むことがあり、前立腺炎は慢性化しやすく、結石や性感染症も自然には治りにくい病気です。

また、尿の濁りや血尿の背景に、がんなど早期発見が大切な病気が隠れていることもあります。濁りが続く場合や、繰り返す場合は、早めに受診されることをおすすめします。

特に、尿が全く出ず下腹部が張って強い痛みがある場合や、高熱・激しい腹痛や背部痛を伴う場合は、すぐに受診してください。


尿の濁りの検査

医師が患者に説明している様子

問診と尿検査を基本に、必要に応じて超音波検査や血液検査を行います。いずれも体への負担が少ない検査です。

問診

いつから濁っているか、色やにおいの変化、排尿時の痛みや発熱などの有無を確認します。ご自身で気づいた尿の変化を、遠慮なくお話しください。

尿検査

尿の濁りの原因を調べるうえで最も基本となる検査です。白血球(膿)や細菌、血液、たんぱく、結石の成分などの有無を調べ、感染や炎症の有無を確認します。痛みを伴わず、短時間で結果がわかります。必要に応じて、細菌の種類を詳しく調べる検査を行うこともあります。

超音波(エコー)検査

体の外から音波を当てて、腎臓・膀胱・前立腺などの状態を画像で確認します。尿路結石や前立腺の腫れ、膀胱の異常、排尿後の残尿量などを調べることができます。放射線被曝がなく、体への負担が少ない検査です。

血液検査

炎症の程度や腎機能を確認します。前立腺の病気が疑われる場合は、PSA(前立腺特異抗原)を測定することもあります。より詳しい検査が必要な場合は、CT検査などが可能な医療機関と連携して対応します。

尿の濁りの治療

細菌感染が原因の場合

膀胱炎・前立腺炎・腎盂腎炎・尿道炎など、細菌感染が原因の場合は、抗菌薬(抗生物質)を処方します。数日で症状が改善することが多いですが、途中で服用を止めると再発や耐性菌のリスクがあるため、医師の指示通りに最後まで飲み切ることが大切です。発熱を伴う重症の場合は、点滴治療や入院が必要になることもあります。

性感染症が原因の場合

クラミジアや淋菌などが原因の場合は、原因に応じた抗菌薬で治療します。再発や相手への感染を防ぐため、パートナーと一緒に治療・検査を受けることが大切です。

尿路結石が原因の場合

まず痛みを抑える薬で症状をやわらげながら、水分を十分にとって結石が自然に出るのを促します。結石が大きく自然に出るのが難しい場合は、結石を砕く治療などが可能な医療機関と連携して対応します。

前立腺の病気やがんが疑われる場合

前立腺肥大症では尿を出しやすくするお薬などで治療します。前立腺がんや膀胱がんが疑われる場合は、精密検査や専門の医療機関へのご紹介を行います。早期に見つかるほど、治療の選択肢が広がります。


よくある質問

Q.尿が濁っていても、痛みがなければ様子を見て大丈夫ですか?

水分不足などによる一時的な濁りであれば心配のいらないこともありますが、痛みがなくても感染やがんなどが隠れていることがあります。濁りが続く場合や繰り返す場合は、一度尿検査を受けることをおすすめします。自己判断は避けてください。

 

Q.「尿が濁る」とは、医学的にはどのような状態ですか?

医学的には「混濁尿」と呼ばれ、尿の透明感が失われて白っぽく濁ったり、浮遊物が見えたりする状態のことです。濁りの中身(膿・血液・結晶など)によって原因が異なるため、尿検査で調べることが大切です。

 

Q.検査はその日のうちに結果がわかりますか?

基本的な尿検査は、痛みを伴わず短時間で結果がわかります。原因に応じて、細菌の種類を詳しく調べる検査など、結果が出るまでに数日かかるものもありますが、まずは当日の検査で大まかな原因を確認できます。

 

Q.恥ずかしくて相談しづらいのですが、大丈夫でしょうか?

ご安心ください。当院ではプライバシーや羞恥心に配慮した診療体制を整えており、性感染症や男性生殖器など、人に相談しにくいお悩みにも日常的に対応しています。ひとりで抱え込まず、お気軽にお越しください。

 


相武台メディカルクリニック工藤院長から患者さまへ

相武台メディカルクリニックでは、尿の濁りや性感染症など、人には相談しにくいデリケートなお悩みにも、日本泌尿器科学会認定泌尿器科専門医が丁寧にご対応します。プライバシーに配慮した診療環境を整えておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

尿の濁りは、原因によって治療法が大きく異なり、中には早急な対応や早期発見が大切な病気もあります。市販薬や水分摂取で様子を見ているうちに悪化したり、慢性化したりするケースも少なくありません。気になる症状がありましたら、お早めにご相談ください。


この記事の監修者紹介

 

相武台メディカルクリニック院長「工藤 治」

日本泌尿器科学会認定泌尿器科専門医として、長年にわたり泌尿器疾患の診療に従事。前立腺がんや排尿障害、尿路感染症など幅広い分野に精通し、小児から高齢者まで男女問わず診療を行っている。思いやりと心のふれあいを大切にし、患者さまの生活背景にも配慮した医療を実践。プライバシーや羞恥心にも十分配慮し、安心して相談できる診療体制を整えている。